チェスの大会 ジャパンオープン 2023 参戦記

ジャパンオープンとは

ジャパンオープンは日本国内で開催されるチェスの大会の中で一番大きい大会の一つです。大会に参加すると国際チェス連盟のFIDEレーティングがつきます。世界ランキングもわかるので楽しいです。

2021年に初めて参加して3勝3敗1分、2022年は3勝2敗2分。今年は4ポイント以上取りたいがなかなか難しそう。

1R

今年の会場は品川区立中小企業センター。初めての会場で歩いて行ったら思っていたより距離があって疲れたので明日は電車でにしよう。

13時から対局開始で12時40分くらいに会場に着く。お昼を食べ忘れていて、会場についてからコンビニでカレーパンを買ってあわてて食べる。

持ち時間は90分で1手ごとに30秒追加される。1手1手じっくり考えながら指すことができる。試合開始直後は部屋の温度が少し暑く感じたが、1,2分くらい目をつぶって考えたらとても集中できた。

オープニングは黒のビショップが使いにくい形な気がしていて少し白が指しやすいと考えていた。クイーンサイドでプレッシャーをかけて、22. Ne6 のフォークが決まり優勢になった。

2R

たっぷり9時間寝てしまい時間ギリギリに起きる。歩いて行くにはちょっと遠いので、LUUPで行く。

会場についたのが10時ぴったりで1手目を指したのは開始2分後くらい。

4時間半の大熱戦でなんとか勝てた。55…f6 は大悪手で勝勢から互角になったが、ドローにせず勝ちを目指せたのは良かった。最後は白のミスがあった。

3R

対戦相手は日本のトッププレイヤー。かなり格上だがビビらずに指すことができた。結果として無理な攻めをして何も起きずに負けた。逆に、格下と対局するとき相手が無理な攻めをしてピースを落としてくれると勝つのが楽になる。典型的な負ける格下の戦い方をしてしまった(させられた?)。

11 Nxd5ですでに白が悪いらしい。対局中はちょっと良いかと思っていたのでまだまだ知識不足。

対局後にいろいろ教えてもらって、「Isolated Queen’s Pawn」を学んだ。

4R

常に有利な展開が続いていたが最後の最後にポーンエンディングで失敗して負け。とても悔しい。

じっくり考えて勝てると思ったら負けだったので実力不足。

35…cxd4ではなくc4なら黒がよかった。この手は1分以内に指していて、悪手を指すときはあまり考えてないことが多い。

相手は前日にほんの少し棋譜を見て準備していたらしい。

5R

4Rの前けが悔しく引きずっていたがお昼休憩で少しずつ元気を取り戻す。

相手の少し強引な攻めに落ち着いて対応できて勝ち。ずっと白が良いと思って指していたが、後から解析したら途中互角になっていてびっくり。まだまだ形成判断が正確にできないので、負けそうだと思っていても勝ちやドローを信じて指すべきだと改めて思った。

6R

4日目で1.5ポイント以上取れれば去年を上回る成績になる。6Rは勝ちか引き分けたい。

オープニングで悪くなったが粘り強く戦い、ビショップエンディングになる。勝ちを目指して負けになったのでしかたない。最後は時計を押し忘れて時間切れ負け。大会で時計を押し忘れたのは初めてかもしれない。びっくりしたしかなしかった。

54…Bh3は悪手。55Be2+からビショップを取られることに気づかなかった。g5のポーンを諦めてa3からキングで白のポーンをとりに行けばドローだった。

7R

6Rで負けてしまい落ち込んでいたが、大会前に「一つでも多く勝てるように頑張るぞ」とツイートしたのを見て一つでも多く勝てるように頑張る。

オープニングでポーンダウンになり苦しい展開に。黒がチャンスを逃して白のポーンアップのルークエンディングになる。正確に指せばドローだった。お互いミスが何回かあって最後は白が勝ちになる。

47 Rd3は悪手。47 Rd8がわかりやすかった。

終わりに

結果は4勝3敗で4ポイント。悪くなかったが、自分よりレーティングの高いプレイヤーと1回しか対局できなかったのはとても残念。もっと頑張らないとな〜

大会に参加するとチェスのモチベが上がるのでやっぱり楽しい!

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