スプラトゥーン3のマッチングシステムについて考察

スプラトゥーンをしていると味方が弱かったり強かったりする。チーム分けなどのアルゴリズムを考察してみる。正解は公開されておらず任天堂しか知らないのであくまで考察。

バンカラマッチ

バンカラマッチでは一人で参加し他のプレーヤーとマッチする。オープンだとチームで参加することもできるが今回はチャレンジについて考えてみる。

経験上ある程度は実力が近い人が集められている。ここで実力が近いとは普段のプレーで変動する内部レートが近い人が集められる。実力が近いとはレート差が400くらいではないかと考察する。あまり小さくするとマッチングまでの時間がかかりすぎてしまう。

同じ時間にプレーしている人が4人ずつのチームで8人集められる。4人のチームを作って相手のチームを探す方法もあるし、8人を集めて2組に分ける方法も考えられる。バンカラマッチでは同じチームで続けることもできるため、4人ずつのチームが組まれてから相手チームを探している可能性が高い。おそらく同じ勝ち数のチームとマッチしやすくなっている。

まとめると、バンカラマッチでは実力の近いプレーヤーが4人集められ1チームになる。似た実力のチームで勝ち数がなるべく近いチームとマッチしたら対戦が始まる。

Xマッチ

Xマッチではバンカラマッチと大きく違い似た武器のプレーヤーが相手にいる。自分チームの編成と相手チームの編成で差が少なくなる仕組みになっている。

Xマッチでは4人が集まりチームを組んでチームごとにマッチングすることは難しい。おそらく初めに似た武器のプレーヤーが二人ずつマッチしてそのペアが4組揃ったら8人が集まる仕組みになっている。

レートが極端に高いプレーヤーの配信でマッチが遅いことやマッチしないことがあることからレーティングはかなり近い人とマッチしていると考えられる。またXP2,000以上と以下でマッチが分かれていることを任天堂が公表している。

シーズン最後のXP2000で順位が5万位くらいだったので上位グループでは約5万人の中でマッチングが行われている。シーズン開始の1ヶ月間ではXP2000前後で2万位くらいだったのでシーズン開始後数週間は2万人以下の中でマッチングが行われていることになる。

プレーヤー数とマッチング頻度

同時にプレーしているプレーヤー数が十分に多ければ問題なくマッチングできるが深夜などプレーヤー数が少なそうな時間でどうなるか考えてみる。まず筆者の例を代表としてXP2,000のプレーヤーがマッチするかを考えて、他のプレーヤーについても考察する。

スプラトゥーンの対戦は一試合約6分くらいかかる(5分+延長+最初と最後のアニメーション)。マッチングの待機時間を仮に1分とする。同時プレーしているプレーヤー数の中で1/7がマッチング中ということになる。マッチング中に同じレート帯のプレーヤーが8人いればマッチするためその7倍の人が少なくともプレー中ということになる。7*8=56だが余裕を持って100人くらいいれば1分くらいでマッチできるという計算になる。

シーズン最初でもXP2000以上のプレーヤーは1万人近くいてレートが近くてマッチするプレーヤーが仮に3,000人だったとする。1日にXマッチを1時間しかプレーしないと考えても1/24のプレーヤーがいるため同時に125人いることになる。マッチしないことはなさそうだ。

実際は同時にプレーしているプレーヤーが1万人程度で、XP2000前後の人は1,000人くらいいるのではないかと思う。Xマッチを1日4時間くらいやっている人が多そうだ。

XマッチのXP2000のプレーヤ以外についても考察してみる。バンカラマッチだとマッチする実力差の人は多くなるだろう。Xマッチでは実力がXP2000より低い人は、実力が低いほど人口は多くなるのでマッチはしやすくなる。実力がXP2500以上だと時間によってはマッチしないというのも計算的には納得できる。同じレート帯のプレーヤが同時に50人以下しか接続していないこともありそうだ。

同じレートたいのプレーヤーが同時に100人プレーしていれば問題なくマッチングできそうだが、50人を下回ると1分以上まったりマッチングしないこともありうるだろう。

自分が実装するなら

バンカラマッチにしろXマッチにしろ上記の考察の通り実装すると思う。基本的には長く待っているプレーヤーを優先的にマッチさせて、レートや武器がどうしても合わなければ別の部屋を作ることにする。待機しているプレーヤー数が1万人以下なら毎秒マッチングアルゴリズムを実行しても特に問題ないと思う。10万人以上待機しているとアルゴリズムを工夫しないと計算時間が間に合わない可能性も出てきそう。実際は待機しているプレーヤー数は数千人以下だと思うのでマッチングシステムが壊れることはなさそうだ。

参考サイト

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