チェス 棋譜並べ のやり方

チェスの上達方法に棋譜並べがある。簡単に棋譜並べのやり方や、考え方を紹介する。

棋譜並べとは

棋譜並べとは誰かの対局を並べることである。基本的には棋譜を見て自分で再現する

対局の観戦と近いかもしれない。観戦は自分で棋譜を再現することはないが、棋譜並べは自分で再現する。観戦しながら、検討すると棋譜並べにかなり近い。

棋譜並べをやった方が良い棋譜

棋譜並べをする対局は自分以上に強い人の対局が望ましい。自分より強い人は、自分が選択できない手を選択することができており、その考え方を真似して自分の実力を自分より強い人に近づけることができる(はず)。

棋譜並べの目的

棋譜並べの目的は、「自分が強くなること」つまり「今の自分が指せない手を指せるようになる」ことである。

棋譜を暗記していれば同じ局面で、並べた棋譜の手を指す事ができる。暗記しているだけだと、応用が効かないが、棋譜の解説を読んだり自分で解析することで、似たような局面に応用できるようになるし相手の変化にも対応できるようになる。

また、有名な対局は対戦相手も知っている可能性がある。オープニングの勉強と同じだが、過去に並べた対局と同じ局面になったときはその対局をより深く解析している方が有利になることが多い。

棋譜並べのやり方

準備

棋譜を用意する。グランドマスターなどの強い人の棋譜はオンラインで取得できる。chess.com, chessgames.com, 365chess.com, chessbase.com などのサイトが役に立つ。

オンラインの他に書籍を購入する方法もある。書籍だと棋譜に解説もあるので自分で解析をしなくてもよい。

棋譜の解析

棋譜を用意したら、棋譜を解析する。一般的にはコンピュータを使うのが良い。chess.com, lichess.orgなどのオンラインでも解析できるし、stockfishなどの解析ソフトを使用することもできる。

指し手の意味がわからなかったり、この手を指したらどうなるのかなどの疑問があれば手を指し進めて変化を確認する。

書籍を購入して棋譜並べを行う場合は解説が載っているので自分で解析する必要はない。書籍が全てを網羅できているわけではないので、わからないところがあれば自分で解析するのも良い。

棋譜を覚える

棋譜を解析したら、ひたすら棋譜を並べる。指し手の意味を理解できていれば棋譜を覚えることができているはずで、覚えて並べることは難しくない。初心者だと1局全てを覚えるのは難しい場合もあるので、10手ごとに区切って覚えるなど工夫するのが良い。

棋譜を並べるときは単純作業にならず、分岐したらどうなるかなどを一手一手考えながら並べると良い。新たな疑問が生じたらまた解析するのも良い(あまりこだわると終わらなくなるのでほどほどに)。

棋譜を並べるのは実際の盤を使うのが良い。パソコンやスマホで進むボタンで並べると自分では考えていない事が多い。

パソコンで棋譜並べをやる場合はstockfishがおすすめである。進むボタンを押さずに次の一手を自分で指す。違う手を指そうとすると警告が出るので瞬時に間違えに気づく事ができる。

最後に

自分より強い人の棋譜を並べることで、自分には指せない手を少しでも指せるようになると思う。実際どれくらい実力が変わるかはわからないが、チェスの上達方法で行き詰まったら棋譜並べをやってみるのはおすすめである。

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