iDeCoは資産なのか?

iDeCoを始めると毎月銀行口座から自動的にお金が出ていく。iDeCoへの出金は家計簿的にどうなるのか?資産とすべきか税金とすべきか少し悩んだので資産について整理してみる。

資産とは

資産とは現金に変えることができる財産のことである。

この定義には曖昧さがあるので例で考える。

資産の例

  • 現金
  • 銀行預金
  • 株式
  • 債券
  • 不動産
  • 美術品

売ることができ現金に変えることができれば資産となる。この時いつまでに現金にできるかはあまり考えない。銀行預金はATMに行けば現金にできるので現金化にかかる時間は10分くらい。不動産や美術品は買い手を見つける必要があるため数ヶ月かかるかもしれないが、売って現金になるので資産である。

逆に処分するのにお金がかかる場合は負債となる。

資産ではないものの例

  • 賃貸物件
  • 税金
  • 出産育児一時金
  • 生活保護
  • 年金

賃貸物件は資産ではない。借りている間はお金を支払う必要があり、退去すれと支払いが止まる。現金として得るものはない。

出産育児一時金はどうだろうか?子供を産むことで40万円もらえる。私の考えでは現金をもらった時に資産が40万円増える。つまり現金をもらう前は資産ではない。将来子供を二人産む予定の人の資産として出産育児一時金の80万円が含まれているのはおかしい。

年金や生活保護も現金を受け取ったときに資産が増えると考えるのが良い。毎年生活保護で100万円もらえる人が100年間生きるため資産が1億円あるというのは間違いである。

資産と価値の違い

年金や生活保護が資産でない理由につてもう少し詳しく考えてみる。

企業で考えると、毎年1億円の利益を出している会社の資産に来年の予想利益の1億円を含めていいのだろうか?当然来年の利益は現在の資産には含めない。将来の利益の予測値は資産ではなく企業の価値として計算される。上場企業なら企業の価値が時価総額となる。

企業と同様に、10年間毎年年金を200万円もらえる権利の価値は2000万円であるが、その人の資産が2000万円であるわけではない。

iDeCoは資産なのか?

iDeCoは掛け金運用利益を60歳で受け取ることができる。60歳の時に現金にすることができるので資産である

30歳の人にとっては30年後の話だが、現金にするまでにかかる時間は資産かどいうかには関係ない。

終わりに

iDeCoは年金と同様に資産ではないと思っていたが、考えてみると今回は資産という結論になった。

資産の定義方法など別の考え方もありそう。

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