[お金の価値観]お金が余ってる状態

「借金はよくないから、余ったお金で贅沢をする」みたいなことを聞くがちょっと考え方が違う気がするので考え方のメモ。数年後には違う考え方になっているかもしれない。

1ヶ月の予算が決まっている場合

1ヶ月の予算が決まっていて繰り越せない場合には、月末に余ったお金で贅沢をするのは当たり前だろう。3万円のお小遣いがあって、来月になると不思議と余ったお金がなくなってしまうなら、月末までに使い切った方がより幸福度を上げることができる。

来月に余ったお金を繰り越せる場合は使い切る必要はない。毎月3万円のお小遣いがあって、今月は1万円しか使わなければ、来月は5万円使うことができる。ここで「余る」の意味が少しややこしい。毎月の予算が3万円で1万円しか使っていないので今月分は2万円余っている。しかし2ヶ月単位で見れば使えるお金は6万円で最初の月に1万円しか使わなかったとしても2万円余っているわけではない。後から5万円の欲しいものがあればお金は足りない状態になる。

月単位の話から広げて、年間で見れば年間の予算は36万円になる。1月に1万円しか使わなかったとしても3月に10万円使う予定があれば、2月時点では年間でお金が余るかはわからない。

1ヶ月の予算が決まっていると、1ヶ月単位でしかみないことが多いようでそこに疑問がある。年単位で見れば12月末に30万円しか使っていなければ6万円余ったことになる。この場合でも2年単位で考えたら、まだお金が余っているかはわからない。

人生でお金が余っている

ある期間で使い切る必要があるお金が余ることはあると思うが、自分が消費するお金で使い切る必要があることはなかなかない。次の月、次の年に繰り越しても問題ない。

そうなると「お金が余る」というときの期間は人生の長さで区切るのが良いと思う。さすがに来世にお金を繰り越すことはできない。

つまり、「お金が余る」とは人生で使うのに十分なお金を手に入れて、それを超えた分が余ったお金だと思う。生活に年間200万円必要であと50年生きるなら、1億円たまって、それを超えた分が余ったお金でその余ったお金で贅沢をするのは納得できる。

暗黙に労働力を考慮する

多くの人は定年まで働くことを前提にしていることが多い。そうなると人生で余ったお金の意味も少し変わる。年金をもらえて老後は年金+2000万円で生活ができるとすると、老後までに3000万円貯めていれば1000万円は余ったお金になる。20~70歳までの50年間働いて毎年必ず手取り400万円もらえるとすると、生活費が200万円ならすでに1億円余っていることになる。

結論

人生という期間でお金が余っている状態とは人生で使うお金を超えた分だと思う。

定年まで働いて老後は年金をもらえることを前提としているなら、毎月の給料で月末までに残ったお金を余ったお金と言っても良い気もする。

いつか働きたくなくなったり何かしらの事情で収入を得ることができなくなったりすることを考慮するなら、人生で必要なお金を貯めるまでお金が余ることはない気がする。

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