27歳で結婚した話。
結婚したい
2024年現在は結婚しなくても幸せになれると考える人も多い。よく考えると私の場合は結婚して家庭を持った方が幸せな人生になりそうだという結論になった。私は友達が多いわけではなくにぎやかなのが好きなわけでもない。趣味を通した友人はいるが趣味が変わった時に関わり続けるかはわからない。老後、活動的ではなくなったとき友人と過ごしていない確率の方が高いと思う。老後最後の数十年が孤独だと寂しそうなのでそばにいてくれる家族がいると良いと考えるようになった。
お相手探し
社会人になって26歳のとき結婚したいお相手がいなかったのでマッチングアプリでお相手を探すことにした。Twitterにも似たようなことをしている人がいていろんな話を聞きながら自分なりに考えて行動した。運よく良いお相手が見つかり出会って数ヶ月で交際することになった。
婚約?
すぐに仲良くなり順調に一年が経ち11月にプロポーズして婚約した(プロポーズが婚約だと思っていたがのちにお相手のご両親から「婚約をしてほしい」と言われてびっくりした)。
当初は結婚はお互いの合意のもと婚姻届を出せば終わる簡単なものだと思っていた…
結婚指輪
婚約指輪と結婚指輪があるみたいだが、妻と話して結婚指輪だけを買うことにした。指輪もいろんなブランドがあり選ぶのがとても大変だった。2,3件見に行っただけでもとても疲れた。ブランドを周りすぎるのは大変なのでそのとき良さそうだと思ったブランドで買うことにした。良いデザインの指輪があったのでそこまで迷わず決めることができた。
あいさつ
結婚は婚姻届を出せば良いと思っていたが、あいさつは行くことにした。この時もまだあいさつに行って婚姻届を出せば結婚だと思っていたが、実際には他にもいろんなステップがあった。
私の実家は片道1時間半くらいで行けるところだったので、実家に帰ったタイミングで両親に報告をして報告から1ヶ月後くらいにあいさつをすることにした。両親への報告は緊張したが、「あのぉ…実はお話があります…」から話し始めると両親もなんとなく察してくれて話しやすかった。特に反対はなくどんなお相手かを気にしている様子だった。
妻の実家は飛行機に乗ることもあって片道5時間くらいかかる。妻が実家に帰ったタイミングでご両親に結婚の報告をしたが、上手くお話ができなかったらしい。お母さまは将来妻と近くに暮らしたかったらしく、片道5時間もかかる場所で結婚して暮らしていくことを素直に祝福できなかったらしい。詳しい話は書かないが結構もめた。ネットをみると、結婚報告をしたタイミングで親子関係が悪くなることはよくあることみたいだが、本人はなかなか辛いものがある。あいさつの日程を決める話をするどころではなかったらしく報告だけになった。
私の両親へのあいさつの日程は決まっていたので私はそこまで緊張せず妻と二人で手土産を買ってあいさつに行った。以前に似たようなイベントに同席したことがあってなんとなく雰囲気はわかっていた。1時間半くらいいたと思うが、とても長く感じる。最初の挨拶はお茶を飲みながらケーキを軽く食べるくらいがちょうど良い。はじめに私から挨拶を行い、私の家族の自己紹介と妻の自己紹介と私の幼少期の話をした。ちょっとの時間だったがくたくたになって帰った。
私の両親に挨拶をしたあとで知ったことだが、先に女性の家にあいさつに行くのが一般的と考える人もいるらしい。結婚の”常識”は人それぞれで悩ましい日々が続いた。私は二人の合意のもと婚姻届を出したいなくらいにしか考えていなかったのでみなさんの意見を積極的に聞く必要があった。
妻がご両親と話をして、年明けに妻の家にあいさつに行くことになった。年末年始はそれぞれ実家に帰った。私の家は普段通りだったが、妻の家はピリピリしていたらしい。
年明けに飛行機の準備などをして妻のご両親にあいさつをしに行く準備をした。一泊二日で行くことにして、ホテルに泊まるのは私一人にした。妻と一緒にホテルに泊まりたかったが、妻は実家に泊まることになった。スーツや靴の準備をしてどんな話をするかを考えた。
結婚のあいさつに対する考え方も違いがあって苦労した。私は二人で結婚することを決めて報告に行くつもりだったが、妻のご両親は結婚をして良いか許可をとりに来ると思っていたかもしれない。あいさつに行く前は私も妻も緊張してナーバスになっていてピリピリしていた。お互い自分の理想の進め方があるがぴったり同じではなかったと思う。
あいさつに行く当日は妻のお兄さんが駅まで車で迎えに来てくれたりとてもよくしてくれた。とても優しく気配りができるお兄さんで、同席してくれて本当にありがたかった。家に着いたらご両親が二人で出迎えてくれ、手土産を渡し、洗面台で手を洗い、リビングに案内されて話をした。基本的にはお父さまと話をした。最初は寒かったとか世間話が少しあって、私からあいさつを切り出した。私について質問されたり娘を育てた思いを話してくれたりして、結婚を認めますと言ってくれた。私と妻は話し合って結婚式を行うつもりはなかったがご両親から結婚式を行なってほしいという強い意志を聞いた。その場では決断することができなかったので検討することを伝えた。家を出た後駐車場で握手をして写真を撮って円満に帰った。妻の家族がもめていることを聞いていたが私目線ではとても良い家族に映った。
妻とご飯を食べて解散して一人でホテルに戻り寝た。次の日に妻とカフェで朝食を食べていたらびっくりする話が出てきた。ご両親へのあいさつは円満に終わったが、次の日の朝に揉め事があったらしい…私が何かすることはなかったので話を聞きながら飛行機に乗って帰ってきた。
両家顔合わせ
お互いの両親へのあいさつが終わると次は両家顔合わせを行うことになった。日程を決めて場所を決めてどんな会にするかを準備した。
両家顔合わせの前に妻のご両親から私の両親にあいさつに来てほしいとの要望があった。指定された日程が1,2週間後で日程的にも距離的にも無理があったので断ることになった。結婚の前に両親だけであいさつをすることは全く想定してなかったのでいろんな常識があることを改めて感じた。妻のご両親から両家の親だけで話したいと強い希望があったため、両家顔合わせの食事の前に両親だけで話し合いをすることになった。時間は1時間半くらいを希望していたためその通りにした。
お互いの家族同士での手土産や乾杯のあいさつや会の流れなど家族と何回も話し合い入念に準備した。学生の頃の飲み会の幹事は雑にやっていて社会人になってから飲み会の幹事をやったことがなかったので結構大変だった。ネットで調べた情報と私の理想と妻の理想をいろいろ検討しながら準備をした。
お店で待ち合わせをしてちょうど良い時間にお互い到着した。簡単に挨拶を行い、両親は4人で席についた。私と妻と兄弟は近所のカフェで両親の話し合いが終わるのを待った。特に話すこともなかったが兄弟の紹介をしたりしていた。1時間くらいで両親から両親の話し合いが終わったと連絡が来た。早めに終わってくれて助かった。
お店に戻ると少し微妙な雰囲気で両親が待っていた。お店の人に食事を始めることを伝えて、準備したあいさつをしたりお互いの家族を紹介した。食事中は主に父同士が会話を進めてくれた。席順は奥から父母姉私の順にしたが、父まで距離が遠くて私と妻が話す回数はそこまで多くはなかった。
デザートを食べ終わったタイミングで婚姻届にサインをもらい終わりの挨拶をして写真を撮り無事に食事会は終わった。婚姻届にサインをもらったことで正式に婚約したことになったと思う(私はプロポーズしたタイミングだと思うが違うのかな…)。
食事会の後家族で近くのカフェに行き両親同士の話し合いの内容を教えてもらった。娘が遠くで結婚することになって寂しい・結婚の費用をどれくらい支援するか・私のお仕事について が主な話だったらしい。両親同士の話し合いで結婚にかかる費用を両親で負担しようという結論になったようで、ありがたく支援してもらうことにした。結婚や引っ越しは予想以上にお金がかかったので支援してくれたのは本当にありがたい。
入籍
両家顔合わせで婚姻届にサインをもらったので4月の良い日を選んで婚姻届を区役所に提出した。
結婚指輪の受け取りと同じ日だったのでバタバタだったが無事に終わった。婚姻届の受理までは確認が必要で2,3時間待つことになる。
結婚式
結婚式をやりたいという意思はなかったのでやらないつもりだったが妻のご両親からの強い意志を聞いて行うことにした。友達や親戚を呼ぶと準備も大変になるので家族だけでやることにした。結婚式後に披露宴は行わず近くのお店で食事をすることにした。
オンラインでいくつかの結婚式場の話を聞いているととても良い感じの人と出会いそこに決めた。家族だけだと50万円くらいで結婚式を挙げられる。写真・ドレス・会場のお花・牧師さん などいろんなオプションがあるのでこだわりがあれば家族だけでも100万円くらいはするかもしれない。
日程を決めてお互いの家族も参加できることを確認して準備を進めた。3月くらいに決めて、6月に結婚式を挙げることになった。多くの準備は5月に行った。ドレスやタキシードを決めたり式の詳細を決めた。ウェディングドレスを決めるのは楽しかった。普段は洋服を買ったりするのは嫌いだが、衣装を選んでくれる人の対応もよくとても気持ち良く楽しく選ぶことができた。
結婚式が近づくと妻の家族のピリピリ感もなくなっていき、良い感じで準備が進んだ。妻の家族は前日と翌日もご飯を食べることになっていた。
当日は朝5時半に起きて7時に結婚式場に到着した。すぐに妻のメイクが始まり8時半くらいから私のメイクが始まった。男性のメイクとヘアセットは絶対にやったほうが良いと思った。プロにセットしてもらうと雰囲気がとても良くなる。私は肌が弱く化粧品によってはかぶれることもあるがメイクさんに相談すると良い感じにやってくれた。
9時半ごろ家族が到着した。10時半くらいから家族写真を撮ったり結婚式のリハーサルを行った。リハーサルで細かい所作を教えてくれたが全ては覚えられず80点くらいだったと思う。あっという間に本番が始まり永遠の愛を誓って感動いっぱいの結婚式を挙げることができた。11時半くらいにすべてが終わり着替えた。
身支度ができたら12時くらいに家族と合流しタクシーを呼んでもらい食事会のお店へ向かった。食事会では席順を
姉私妻兄
母父父母
という順にした。私と妻と二人の父がメインで会話が進むのでとても良い感じだった。食事会の時には妻の家族がケーキや挨拶や歌を用意してくれていた。たっぷり時間があったのでお腹もいっぱいになり幸せいっぱいで食事会を終えた。
引っ越し
同棲してから結婚をする人も多いが、妻のご両親の考えを忖度して結婚式の後に同居することにした。結婚式の準備と並行して5月くらいから物件を探し始め、申し込みを何件かして良い物件に巡り合い決めた。
結婚式の翌週に引っ越しをした。
終わりに
二人で婚姻届を提出するだけかと思っていたが、両家にあいさつに行き、両家顔合わせを行い、結婚式を挙げることになった。振り返ってみればどれもうまく行ったのでとても良かったと思う。
まだ新婚旅行はできていないのでどこかのタイミングで行きたい。
両家顔合わせの食事会は北大路 京橋茶寮に行った。とても良いお店だったのおすすめだ。一人1万円くらいの料金でそこまで高くはないが高級感があって食事も立派で大満足だった。
結婚式はルクリアモーレにお願いした。小規模で料金を抑えたいならかなりおすすめだ。結婚式は当日のスタッフによって違う気もするのでサンプル数1の情報だが、打ち合わせ・衣装選び・当日のメイク・サポート・牧師さん・カメラマン など全員とても良いスタッフばかりだった。
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