賃貸退去時に不動産屋から「敷金はクリーニング代等に使うため、返還しない」と言われた。「精算書も作らない」とのこと。
住んでいる間は特に問題なく、お世話になったので、揉めたくはない。退去して、2週間後に消費者センターに相談してみた。
退去時の状態・契約
敷金
家賃の1ヶ月分で7万円。
退去時の状態・居住年数
約6年住んだ。
綺麗に使っていたつもりだが、エアコンの電気やけや、バランスボールを使用したことにより、床にゴムの汚れがついていた。
退去時の状態で、内見したら契約する人はいないだろう。(敷金は返して欲しいが、クリーニング代などがかかるのはわかる)
契約
(当たり前だが、契約書を保存していてよかった。)退去時に契約書を見直すと、敷金の欄があり、以下のように書かれている。
敷金の全額を無利息で乙に変換しなければならない。
中略
当該債務の額を敷金から差し引く場合には、甲は、敷金から差し引く債務の額の内訳を乙に明示しなければならない。
また、特約には以下のように書かれている。
借主は、解約時、室内清掃費用及び自然消耗を除く補修費を負担する。
不動産屋
おじいちゃんが1人でやっている昔ながらの不動産屋。事務所は机とソファがあるくらいの1部屋。鍵の返却に行った時は居眠りしていた。
住んでいるときは、エアコンの不具合や洗面台の水漏れをを報告すると、すぐに修理してくれた。(当然だけど)
退去時にしたこと
写真・動画を撮る。
鍵の返却時に、不動産屋に精算書を請求し、断られ、その場では諦める。
退去後にしたこと
退去してから2週間経っても連絡は来ない。退去時に、「敷金の7万円以上の金額がかかった時だけ連絡をする」と言っていたので、7万円で納まったのだろうと予測した。
消費者センターに連絡
消費者センターは各地域ごとにある。188に電話すると、その地域の消費者センターにつながる。
電話して、敷金が返却されないことと、精算書が送られてこないことを伝える。
残念なことに、消費者センターは力になれない とのこと。退去時の部屋の損耗の程度がわからないからなんとも言えないらしい。
これからできることとして、不動産屋に (1)電話する、(2)書類を送って敷金を返還するよう請求する、ことがあることを教えてもらう。それでもダメなら、
- 少額訴訟
- 調停手続き
の二つがあるらしい。不動産屋に送る書類の書き方がわからないので、敷金返還請求通知書のサンプルを送ってもらう。
電話を切る前に、消費者センターから不動産屋に連絡をするように頼むと、快諾してくれた。
30分後くらいに消費者センターから折り返しの電話が来て、不動産屋に電話したところ、「部屋のクリーニングにお金がかかりそう」とのこと。
不動産屋が激怒
消費者センターに相談してから2時間後くらいに不動産屋から電話が来た。消費者センターから電話が来たことにとても腹を立てていた。部屋のクリーニングはまだ終わっておらず、7万円で納めるために頭を悩ませているとのこと。大工さんとも相談しているらしい。
予算が7万円あるわけではなく、必要な経費以外は敷金から払いたくないが、そこは見解が違うようだ。
7万円以内に納まれば特に連絡するつもりはなく、超えた場合だけ連絡すると言われる。
おじいちゃん不動産屋が激怒していることにびっくりして、精算書と敷金を請求することはできず、電話を切る。フローリングを変えたら20万はすると言われて、多少びびった。
結論
消費者センターから不動産屋に連絡がいくと、おじいちゃん不動産屋は腹を立てるらしい。特にやましいことがなければ、多少手間かもしれないが、普通に対応すればいいと思う。なんで怒っていたのかまだわかっていないが、困ったことがあれば、消費者センターに相談するのはいいかもしれない。ただし、実際に消費者センターが何かをしてくれるわけではなさそう。
時間をおいて、電話と書面で敷金の返還と精算書を送るよう伝えるべきかもしれないが、今のところはそっとしておく。確実にクリーニングが終わった(費用が決まった)であろう頃に、やる気があればまた連絡するかもしれないが、手間と心理的負担がかかる。
何かいい方法を知っている人がいれば連絡欲しいです!
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